『十年の間の感謝』
大瀬 裕規
天理大学ソフトテニス部藤善尚憲名誉監督から男子部監督を預かって、十年の時が過ぎました。部員達と共に歩んだ多くの思い出は人生の宝となって私の心にいつまでも残るだろうと思います。藤善先生に感謝申し上げて御霊に手を合わせます。
毎年ソフトテニス部を希望する学生との出会いが有り、ソフトテニスを愛好する者同士が絆を感じ深め合い、楽しく明るく取り組める環境作りを進めてまいりました。
主将は基より幹部も、下級生部員たちの体調に気遣いながら練習に真剣に取り組み、一人ひとりの体力も技術力も向上していったと思います。
私の信条としていた 『一人はみんなの為に、みんなは一人の為に』 の言葉をモットーにクラブ活動に励んでくれた事に感謝するものです。
さて、男子部員と出会った人数は十年間で七十七名になりました。
初年、平成二十四年山中主将と六名、平成二十五年上田主将、平成二十六年梅田主将と十一名、平成二十七年高橋主将と五名、平成二十八年野田主将と四名、平成二十九年小谷主将と六名、平成三十年高津主将と七名、令和元年佐々木主将と四名、令和二年川口主将と三名、令和三年岡主将と九名の部員達が、クラブ活動の時間を大切にして、練習に打ち込み、先輩後輩の関係を越えて頑張ってくれていたことに感謝致します。
次に関西学生春季・秋季リーグ戦において宿泊場所を提供していただいた天理教名東大教会詰所や天理教御津大教会小松初郎会長さんと方々、また天理教大阪教務支庁二宮勇二先生と方々に感謝申し上げます。有難うございました。
また、平成三十年度西カレ長崎大会において、大雨警報のため交通が全面的に止まる中、出場が危ぶまれたのですが、天理教神田大教会(嶋田新一会長さん)、西鎮分教会(吉福新太郎会長さん)の方々のおかげで無事に出場させていただいた事について感謝申し上げると共に、この事についてお話したいと思います。
私達は新幹線及び在来線で長崎まで行く予定でしたが、途中で大雨警報が出たため新大阪駅で列車が停止してしまいました。その後列車を乗り換えて岡山駅まで行き、少し運転見合わせの後、広島駅から小倉駅まで来たところで全面運休となり、駅から外へ出ることとなったのです。
今夜の宿泊場所がなかなか見つからず困り果てていたところ、栗林拓也主務のお父さんの栗林文昭さんが西鎮分教会の吉福会長さんに連絡を取って下さり、西鎮分教会のマイクロバスが迎えにきて、小倉駅から分教会の間を三回のピストン運転で送って下さいました。
教会に着くと二十名程の教会員の方々が出迎えて下さり、私達はすぐに神殿に向かい拝礼させていただきました。各部屋に行くと就寝の用意がされていて、大変ありがたく思いました。
翌日、マイクロバスで小倉駅まで送っていただいたのですが、鉄道が全面運休となったままで、私達は途方にくれたのです。
すると、栗林拓也主務が文昭さんに連絡を取って、文昭さんの手配で長崎のホテルまでマイクロバス三台で送って下さる事になったのです。一台は天理教朝倉大教会(内田陽会長さん)古月分教会和智大明会長さんのマイクロバス、もう一台は天理教西海大教会(鍋山義嗣会長さん)糸島分教会鍋山栄一郎会長さんのマイクロバス、そして天理教西鎮分教会吉福新太郎会長さんのマイクロバスです。
小倉駅から長崎のホテルまで約百二十キロ、三時間の道のりを三台のマイクロバスで送って下さいました。このような事を迅速に手配して行動していただきました事は、天理教の各会長さんや教会員の方々と栗林文昭さんに感謝の気持ちでいっぱいであります。誠に有難うございました。
終わりに、天理大学OBで高等学校ソフトテニス部顧問の先生方には天理大学への進学を勧めて下さっていました事を感謝してお礼申し上げます。有難うございました。
十年間天理大学ソフトテニス部男子部監督を立ててくれました部員の皆さんと共に歩めた事を心から感謝申し上げます。有難う。
また、天理大学ソフトテニス部吉田広一部長、並びに川上晃司副部長、そして天理大学ソフトテニス球友会伊藤繁雄会長をはじめとするOBOGの皆様方にも何かとご支援いただきました事を感謝申し上げます。
今後の天理大学ソフトテニス部の増々の活躍をお祈り致します。